夫は故伊丹十三監督、息子さんは俳優の池内万作さんという映画やドラマに大活躍されている華麗な一族ですよね。そんな宮本信子さんのことや伊丹十三監督の他殺疑惑もあったのでまとめてみました。

宮本信子のプロフィール

芸名:宮本 信子
性別:女性
生年月日:1945/03/27
星座:おひつじ座
干支:酉年
血液型:O
出身地:北海道
身長:157cm
デビュー年:1964
靴のサイズ:23cm
職種:タレント・俳優・女優
趣味・特技:小唄/ジャズダンス

デビューからもう50年近くキャリアのある大御所といっても過言ではない宮本信子さん。
特に印象的な作品「マルサの女」をはじめ、様々な作品を残していますよね。
まずはそこについてまとめました。



夫の作品マルサの女等に出演

映画『お葬式』で邦画コメディに新しい風を吹き込んだ伊丹十三は、次に大ヒットシリーズとなる映画『マルサの女』シリーズ(1987、1988)を手掛けます。社会問題にメスを入れるこのシリーズで宮本信子は、主人公の女マルサ(国税局査察部) 板倉亮子役を演じました。

このマルサの女は地上波でも何度も放映された、知名度が非常に高い作品ですよね。

社会に立ち向かう強く凛々しい女性が出てくるストーリーは、現在は篠原涼子や米倉涼子らがドラマでよく演じていますが、元祖はこの『マルサの女』から始まったのかもしれません。

カッコいい女性の先駆けが宮本信子さんですよね。この時代までバリバリと職務をこなす女性の方を描いた映画が今まであまりなかったのですね。

知名度を挙げた作品はお葬式?

宮本信子が夫・伊丹十三が監督した映画『お葬式』に出演したのは、1984年でした。

この作品も伊丹監督の有名な作品ですよね。

主演は山崎努、その妻で女優の雨宮千鶴子役を演じました。その他には、菅井きんや大滝秀治などの名俳優たちが脇を固めました。初監督作品で、お葬式という今までタブー視されていた題材を扱いコメディに仕立て上げた伊丹十三は、本当に天才でした。

一般的には介入できないけど、ちょっと覗いてみたくなるようなシチュエーションは伊丹十三監督の持ち味ですよね。それだけに見入ってしまい、いつの間にかファンになってしまうといったかんじですね。

宮本信子は映画『お葬式』への出演によって、伊丹十三の妻、ではなく女優・宮本信子を再度確立することができました。

映画でも夫婦だからこそ、宮本信子さんの役柄を存分に引き出せた名コンビですよね。



夫は故伊丹十三監督

伊丹 十三(いたみ じゅうぞう、1933年5月15日 – 1997年12月20日)は、日本の映画監督、俳優、エッセイスト、商業デザイナー、イラストレーター、CM作家、ドキュメンタリー映像作家である。本人は名刺の肩書きに「強風下におけるマッチの正しい使い方評論家」という1項目を増やしてもいいと考えていた。

多方面にも活躍されていたのですね。正直映画のイメージが強かったので驚きました。

1984年、51歳で、『お葬式』で映画監督としてデビューし、日本国内で高い評価をうける。この作品で受賞した映画賞は、日本アカデミー賞、芸術選奨新人賞を始めとして30を超えた

お葬式の映画で才能が開花されて以後の数々の作品に繋がっていくのですね。独特の着目点が印象的な作品が多数ありますよね。

死因は他殺だった?

1997年12月20日、事務所のマンションに隣接する駐車場で、伊丹さんが遺体となって発見されるのですが、この死について、翌日の21日、伊丹さんがワープロで打たれた遺書らしきものが、事務所から数通発見されます。そして、その中には、身をもって潔白を証明します。何もなかったというのは、これ以外の方法では立証できないのです。」と書かれてあったことと、争った形跡がないことから、警察は自殺と断定

伊丹監督はワープロ遺書を残してらっしゃったようです。ですが、その遺書の内容や状況が、関係者から見ると不可解なことが色々と判明していたようです。

実は、翌日の12月22日に発売された、写真週刊誌「FLASH」には、「目撃撮!伊丹十三監督が援助交際!?26歳のOLとのデート現場」との見出しで、伊丹さんが若い女性と二人で、事務所に出入りしている2枚の写真が掲載され、お二人が交際している旨の記事が書かれているのですが、今度の作品の脚本にOLの話が出てくるので、その生活ぶりを取材するのに会っているだけ。との伊丹さんのコメントも掲載されており、警察は、伊丹さんの死を、この不倫報道に対する、「抗議の自殺」ととらえたのです。

不倫が世の中に公表されるのはそれで自殺まで考えるのはそれぞれどんな事情あれども少し大それている感があるようにも見れますね。誤解だったとしても、それを抗議するために自殺というのも腑に落ちない部分もあったり。。

しかし、伊丹さんを古くから知る、映画監督の大島渚さんや落語家の立川談志さんは、「不倫報道ぐらいのことで、あいつは自殺しない」「飛び降り自殺は絶対に選ばない」と、この自殺説を否定。

伊丹十三監督を良く知る関係者の方々も、本人の人柄を知っていてか、揃って違和感を持たれていた様子です。

また、伊丹さんは、自身のレタリングに誇りを持ち、書き文字には、人一倍、愛着を持っていたにもかかわらず、遺書が、手書きではなくワープロで打たれていたこと、そして、遺書の文章が、優れた知性を持つ伊丹さんとは思えない、つたなさだったこと、さらに、FLASHの記者から、不倫疑惑について尋ねられた際には、「妻に聞いてみればいいよ」「(不倫疑惑は)いつものことだから」と、笑っておられたこと、などから、自殺説を疑問視する声が、多数あがったのでした。

多方面でマルチな活躍をされていた作家だった伊丹十三監督が遺書ではつたなすぎる文で残すというのはあまりにも不可解ですよね。。

そんな中、伊丹さん他界の3ヶ月後に、NHKが、「伊丹十三が見た医療廃棄物の闇~病院の裏側を追った伊丹監督最後の3カ月間」を放送したことで、伊丹さんが、亡くなる5日前まで、医療廃棄物の問題を取材していたことが、明らかとなるのですが、(本来ならば、適切に処理をしないといけない医療廃棄物を、不法に、空き地などに捨てている医療関係者がいることに着目し、取材を重ねられていたようです。)伊丹さんが、この取材を通して、「薬害エイズ並の一大スキャンダル」を突き止めたとも言われており、それが原因で、関係者に殺されたのでは、との「他殺説」も浮上。

医療業界のスキャンダルが公表されると関係者としてはただ事ではありませんし、そこに動機も生まれそうですよね。他殺の疑惑が浮上しても不思議ではありません。。

その一方で、伊丹さんは、ある巨大宗教団体と暴力団の関わりを描いた、映画の企画も進められており、このことを快く思わない暴力団関係者に、自殺に見せかけて殺された、という説も根強くあるようです。

世の中の気になる部分の焦点を当てた映画が持ち味の伊丹十三監督。関心を集めていた一方、それを良く思わない組織も多数存在していた様子ですね。

というのも、伊丹さんは、亡くなる直前、すきっ腹にヘネシーボトル1本を飲み干していることが、検死で分かっており、自殺する直前の人間の行動としては、非常に不自然なことから、犯人グループに無理やり飲まされ(流し込まれ)昏睡状態となったところ、屋上まで運ばれ、投げ落とされたのではないかと考えられているのです。(短時間で、度の強いアルコールを摂取すと、昏睡状態に陥るそうです)

ヘネシーといえばアルコール度数が40度の非常に強いお酒です。これを1本分すきっ腹に飲む状況はただ事ではない様子というのは誰がみても感じるのではないでしょうか。

また、アメリカ人ジャーナリスト、ジェイク・エーデルスタインさんは、「暴力団関係者5人が、伊丹さんに銃を突きつけて屋上から飛び降りさせた」と証言する者に、取材をしたことを、自身の著書で明かされています。

スキャンダルや世の中の関心を集まるような映画作りのために取材していたようすの伊丹十三監督が暴力団に狙われるのとしても不思議ではないですよね。

また、「死をもって身の潔白を証明する」という遺書は、「誰かに殺された」を意味する暗号で、伊丹さんは、生前、妻の宮本信子さんだけにそれを伝えていた、とも言われているのですが、真相は分かりませんでした。

警察も目を背けざるを得ない組織からの圧力がかかったのでしょうか。妻の宮本信子さんも夫がこういう不可解な死を遂げられて、かなり怖い思いをされたのではないでしょうか。

ただ、伊丹さんのパソコンには、宮本さんの写真が呼び出されていたことから、死の直前、宮本さんの写真を見ながら、遺書を書かれていた可能性が高く、自ら、犯人に提案して遺書を書かれたのか、無理やり書かされたのかは分かりませんが、いずれにしても、伊丹さんは、宮本さんに、最後のお別れをしたのかもしれません。

非常にリアルな状況が痕跡で残っていた様子ですね。どんな思いで最期を遂げられたのでしょうか。命を削って残された伊丹十三監督の作品を、今一度見てみようを思うファンも多いのではないのでしょうか。
謎が多く残る伊丹十三監督の生涯でした。心からご冥福をお祈り申し上げます。